清濁思龍の雑話録

遁世と修道

思想の解毒

父性無き社会における、新しい生存戦略

前回、父性についての話をしました。父性と母性は精神性の両輪であり、人としての成長に必要不可欠な要素です。しかし、今の日本社会は母性に偏り過ぎている為、精神的なバランスが悪い人が増えています。 国民の精神バランスの悪さは政治の影響であり、本来…

選挙妨害とエディプス・コンプレックス

東京15区での選挙妨害が話題になっています。選挙妨害は民主主義の否定ですから、今の日本では絶対に許されない行為です。でも、第二次安倍政権から「選挙妨害も言論・表現の自由に含まれる」という暴論が罷り通るようになってしまいました。 故・安倍元総…

愛国心と「道」の文化

殆どの外国人は、母国の象徴である国旗を見たり、国歌が聞こえたりすると、仕事中や食事中でも起立して敬意を示します。移民国家であるアメリカでは、幼い頃から星条旗に忠誠を誓い、アメリカ人になる為の教育を受けさせられます。 では、我々日本人はどうか…

右翼と左翼の不毛な闘争

国や民族のアイデンティティに関する問題を解決するのは困難であり、今出来るのは国民全体の知的レベルを上げる事くらいです。そして知的レベルを向上させるには、自身にかけられた教育という名のマインドコントロールを全面解除する必要があります。 全面解…

「自国ファースト」はお互いさま

2023年7月4日、埼玉県川口市で在日クルド系トルコ人同士が、女性関係で揉め事を起こしました。それが切っ掛けで、重症患者を受け入れる「3次救急」に指定されている病院の前にクルド人100人前後が集まり、刃物まで持ち出す乱闘騒ぎになりました。 1990年代…

日本人としてのアイデンティティ

今週はお出かけもせず、ずっとnoteの有料記事を書いてました。本当はキャンプに行きたかったのですが、このままでは日本がヤバいという危機感が強過ぎて、記事書きを優先せずには居られなかったのです。 TVニュースでも報道されましたが、2024年2月28日に不…

一神教と多神教の共存は難しい

日本には無宗教の人が多いと言われています。自宅に神棚や仏壇を置かない世帯は全体の6割にもなるそうですが、神仏を完全否定する人は少数派で、殆どの人は宗教や信仰に関心が無いだけだと思います。 日本は宗教に対して良くも悪くも適当ですが、だからこそ…

人間は進歩、傍観、捕食の3タイプに分けられる

人間は大別すると3つのタイプに分けられます。一つは「折角だから人間にしか出来ない事をしたい」と考える進歩的タイプ。もう一つは「自分の利益」以外に興味を示さない捕食者タイプ。最後の一つは「流されるまま」の傍観者タイプです。 実質的に人間社会を…

日本仏教界のタブーについて

教育および社会化という名のマインドコントロールからの解放は、人生における最優先課題です。何故なら、マインドコントロールの影響下にある人は必要以上にタブー(禁忌)を恐れ、踏み込んだ思考が出来なくなるからです。 タブーは思考停止のスイッチですが、…

罪悪感はマインドコントロールの産物に過ぎない

我々日本人の多くは、大東亜戦争の侵略行為によって諸外国に多大なる迷惑をかけ、自国民の命もチリ紙のように使い捨てたという認識を持っています。その為、高学歴で教養のある人物ほど深い罪悪感を持ち、強く反戦平和を訴える傾向があります。 戦争は国家対…

笑えないなら、笑わなくていい

いわゆる「お笑い」には質があり、精神的に幼い人間は低レベルな笑いを好み、成熟した人間はハイレベルな笑いを好みます。低レベルな笑いは見る者の悪感情を満たし、ハイレベルな笑いは見る者の心を豊かにします。 子供の間では、低レベルだろうが何だろうが…

文明社会と認知の歪み

前回の記事で、高千穂は山に囲まれた盆地であり、湧水や河川に恵まれ、狩猟や農耕に勤しむのに適した隠れ里のような場所だと言いました。他の集落と交流する必要が無い原始共産制社会ならは、このような土地の方が都合が良かったのでしょう。 豊かさを求めて…