前回、新たな霊団名とシギルを彫刻した粘土板を作成し、水系パワースポットに埋める事で、水を天然の記憶媒体として利用する方法について説明しました。この術によって、民族、氏族、家族とは別の「新しい群れ」の単位を作る事が出来ます。
人体が肉体、エーテル体、アストラル体などの重層的な作りになっているように、霊団も派生元の集合意識体、人種、民族、氏族、家族といった重層的な作りになっています。
また、人が生まれ持つ「氣」の属性は、霊団派生元の集合意識体の「氣」と同じなので、私がお世話になったレイキ・ティーチャーのように氣感を磨けば、対象人物の霊的属性を判別する事が出来るようになります。
スピリチュアル界隈では霊的属性を「繭気属性(けんき ぞくせい)」と呼称していますが、これはインド哲学で言う地・水・火・風・空の五大(ごだい)をベースとする考え方です。
五大は伝統医術・アーユルヴェーダの基礎を成す概念でもありますが、残念ながら霊団の属性には当て嵌まりません。何故なら、地(土)・水・火・風の四大(しだい)はともかく、空(アカーシャ)の属性を持つ霊団は存在しないからです。
霊団の派生元となった集合意識体は、飽くまでも「生物」です。しかし、アカーシャ(虚空)に生物の意識は宿りません。また、アカーシャとエーテルを混同している人も居ますが、これは全くの別物です。
個人的には、五大に「氣」の属性を当て嵌めようとするより、木・火・土・金・水の五行(ごぎょう)+αに当て嵌める方が適切と考えます。それに、霊的属性は相生(そうじょう)や相剋(そうこく)があるので、猶更です。
宗教のように教義で信者の思想を統一するなら別ですが、個人の霊的属性を無視して新しい霊団を作ると、後で必ず揉めます。それは家族や、友人グループ、会社、市民団体などの人間関係を見れば明らかです。
霊的属性の違いは、個人の性格の違いであり、それは霊団の違いに由来します。また、どの霊団も重層化と細分化が進み過ぎて、急激な社会の変化に対応し切れなくなっています。新しい群れの作成は、霊的な「グレート・リセット」なのです。
特に、親子代々の「毒親連鎖」で悩んでいる人は、この霊的リセットによって救われる可能性が高いです。毒親との腐れ縁は、過去生の因縁が絡んでいるので、断ち切るのがが非常に難しいのですが、この方法なら話は別です。
新しい霊団を作っても、メンバーが生きている間はエゴの働きが旺盛なので、必ず人間関係で揉めます。しかし、亡くなればエゴを保持出来なくなるので、メンバー同士で揉める事はありません。
通常の霊団とは違って、輪廻転生からの解脱(もしくは一時的な離脱)を目的とする新しい霊団には、異なる属性の人間を入れても問題は生じません。目的さえ一致していれば、多種多様な思想と属性の人が混在する、大規模な霊団も作成可能です。
仮に新しい霊団が解散しても、それぞれの魂の派生元である集合意識体に回帰するだけです。我々は日常的に霊団を生み出したり、解散したりしているのですが、それらは全て無意識にやっているので、実感は無いかも知れませんね。
靖国神社の英霊にしても、生前の属性や思想はバラバラなのに、今も一柱の神として機能しています。また、生前に抱えていた怒りや憎悪によって悪霊と化し、悪霊同士で引き寄せ合って集合体(レギオン)となった哀れな存在も、一応は霊団です。
こういった霊団の仕組みを知らないと、いつの間にか面倒臭い霊団に属してしまって、厄介な人間関係に巻き込まれる事があります。というか、人間関係の問題は、その殆どが霊団の違いに由来するもののようです。
実際、私も霊団を意識し始めた途端、人間関係の煩わしさが気にならなくなり、魂の命令に全集中出来るようになりました。おかげで政治関連の記事を書く気が無くなってしまいましたが・・・それはそれでいいか。