前回、人間関係の問題は、魂の派生元となった霊団(集合意識体)の違いに由来し、各個人の霊的属性や思想はバラバラでも、大きな目的を果たす為なら一つの霊団に纏まる事は可能だという話をしました。
魂とは、自我、意識、記憶の3点セットの事で、これは生物の定義でもあります。地球上で明確な自我を持っているのは人間だけで、他の生物は「個にして全、全にして個」というような、群れ単位の個我しか持っていません。
自我(個我)の強さは欲求の強さとイコールであり、高次存在は相応に高度な根源的欲求を持ち合わせています。人間は、魂の派生元から「原主体」や「魂の命令」などと呼称される強烈な欲求を受け継いでおり、その欲求を満たすまで派生元に還れません。
スピリチュアル界隈には、スターピープルとか、スターシードという言葉があります。スピ系の指導者は、社会不適応に悩む人達をそう呼び、セミナーを開催して金銭を搾取しています。
しかし、我々人類は元々全員がスターピープル、スターシードですし、社会不適応の主な原因は社会化(マインドコントロール)による自己喪失なので、この手のセミナーに参加しても生き辛さは解決しません。
人間社会での生き辛さを解消したいなら、霊的属性や思想が合わない組織や集団(群れ)から出て、自分に合った群れに合流するか、自分で「新しい群れ」を作ってリーダーシップを発揮する方が利口です。
新しい群れ(霊団・グループソウル)を作ったり、既存の霊団に入団したり、退団するのは簡単です。しかし、魂の派生元となった集合意識体のように、永続性のある霊団を作り出すのは困難です。
また、複数の霊団を作成したり、所属する事は出来ても、自らがリーダーを務められる霊団は一つだけです。要するに、会社という霊団と、家庭という霊団の両方を選ぶことは出来ず、どちらかを犠牲にするしかないという事です。
世の中には、複数の霊団のリーダーを務めている人物も居ますが、良く見れば「本命の霊団」は一つだけだというのが分かります。この手の八方美人は信用ならないので、あまり深く関わらない方が良いでしょう。
人間社会での相互扶助を目的とする霊団は、個人の霊的属性や思想はバラバラでも構いませんし、むしろその方が良い場合もあります。しかし、高度かつ明確な目的の為に創設された霊団は、同じ属性のメンバーを集めないと上手く行きません。
故に、達成すべき目的を持つ霊団は、必然的に少数精鋭になります。因みに、宗教団体は前者であり、後者は秘密結社や秘教集団などが多いです。ただ、私が主催する「ハルワタートの会」は、霊的属性よりも、縁の強さを重視しています。
その理由は、私が派生元の集合意識体に帰還(かむあがり)した後、同属性の帰還希望者を「お迎え」出来るか試してみたいからです。この実験を成功させるには、とにかく強力な縁(えにし)が必要なのですよ。
5年近く同居生活をしている茶柱さんなら、縁の深さと、帰還の意思には問題が無いのですが、残念ながら私とは属性(派生元、帰還先)が違います。なので、ハルワタートの会には永続性を付与して、私が帰還した後も残るようにしました。
また、ハルワタートの会は霊団の新規創設者養成機関でもあるので、メンバーの性別や属性に拘り過ぎると目的を果たせなくなります。ただ、誰でもOKの霊団は人間関係で揉める可能性が高くなるので、別の対策が必要になりますね。