ことばのおきば

不定期更新

人は恋愛で成長するのか?

前回、守護霊団と異性の縁者についての話をしました。縁者との出会いは、その後の人生を左右する一大イベントです。しかし、経験する出会いのレベルは、本人達の情緒成熟度と比例する為、幼稚な人は幼稚な恋愛しか出来ません。

幼稚な人は異性の人格に関心を持てないので、単なる欲望の捌け口か、好きにお金を引き出せるATMと見做す事しか出来ません。当然の事ながら、こんな異性との出会いは不幸であり、災難です。

世を騒がせた「頂き女子」や「タワマン殺人」などの事件により、おぢ呼ばわりされてきた男性達が目を覚まし、生活がかかっているパパ活女子や、恋愛強者である港区女子の立場まで危うくなってきたという話もあります。

 

若い女性の中には、自分の何処に値打ちがあるかが分っていて、今のうちにハイスペックな伴侶をGETしようとする人が居ます。しかし、男女共に精神年齢が低いと、お付き合いしても上手く行きません。

精神年齢に問題が無くても、属する霊団が違うと次第にすれ違う時間が増えていき、やがて別れたり、離婚したり、仮面夫婦になったりします。因みに、女性の地位が低い時代は、女性の一方的な我慢のおかげで家庭が維持されていました。

19世紀にフェミニズムと呼ばれる女性解放思想が始まり、戦後に男女同権が叫ばれるようになりました。一見、良い事に思えますが、フェミニズムは男性優位の社会を覆したいというルサンチマンから始まっている為、健全な思想とは言えません。

 

本当に男女平等を願うなら、男尊女卑の宗教であるイスラム教など断じて認められない筈です。でも、フェミニストイスラム教にはケンカを売らず、安全な自国内で身勝手な屁理屈を喚き散らし、物分かりの良い男性に噛みついています。

そもそもゲノムの違いは決定的なものであり、肉体的にも、精神的にも、女性は子供を産み育て、男性は命懸けで家族を守るように出来ています。恋愛の本質は、ゲノムに組み込まれた生殖のプログラムなのです。

フェミニストが何を喚こうが、男性は若くて綺麗な女性を求めますし、女性は経済力のある男性を求めます。それはより良い条件で自分の遺伝子を残そうとする生物の本能であり、基本的な生存戦略でもあります。

 

※ゲノムの問題とLGBTQは別の話なので、この記事では言及しません。

 

霊団と言う「存在の仕組み」や、生物としての生殖本能を、思想やイデオロギーで克服する事など出来ません。出来ない事をやろうとするから歪みが出たり、変な方向に進んだりするのです。

「頂き女子」や「タワマン殺人」にしても、本質的には情緒未熟な男女の喜悲劇に過ぎません。考えるべきは、幼稚な男女が増えた理由と、その問題をどう解決するかです。

毒親持ちは情緒的成熟が遅れますし、貧困家庭で育った子供は金銭に固執します。機能不全家族の問題に関しては、なるべく早く霊団の異性縁者を見つけて、共に支え合って成長し、必要があれば結婚すると良いでしょう。

 

「自分は毒親持ちだから、独身のままが良い」と考える人も居るかと思いますが、そういう人こそパートナーが必要です。何故なら、人間は自分よりも大切なもの、命を懸けて守るべきものが出来た時に、急激に成長するからです。

人としての成長については、アメリカの精神分析家であるエリク・ホーンブルガー・エリクソンが提唱した、心理社会的発達理論が参考になります。リンク先のWikiに表図が掲載されているので、是非読んでおいてください。

表図の説明にもあるように、現代では「年齢と時期」にズレが生じていますし、本人の努力次第では8段階目の老年期が25~30歳の時点で訪れます。つまり、人生は圧縮が可能で、30歳までに必要な経験を全て積む方法があるという事です。

 

人生経験の圧縮は重要な知識で、これを知っているか否かで人間としての成長速度が大幅に変わります。実践する際は相応の精神的苦痛(成長痛)を伴いますが、それは止まっていた歯車を動かした時の軋(きし)みのようなものです。

ただ、脳の作りからして、人生経験の圧縮は男性向けの技法であって、女性にはあまり向きません。やはり女性の場合は、異性の縁者に愛されて、信頼できる人達に囲まれつつ、出産と育児を通して成長するのが一番です。

「結婚や出産など真っ平だ!」という女性が成長するには、人生経験が豊富な年上の男性とお付き合いするか、自分自身が父性を発揮して無理矢理に人生経験の圧縮をするしかありません。

 

手段は何であれ、精神的成長・情緒的成熟を果たした人は、かなりメンタルが強化されます。コミュ障な私は、青春時代を対価に差し出して、ボッチのままで成長せざるを得ませんでしたが、あんな痛々しい成長物語は誰にも経験して欲しくありません。

それでも成長後の自分には手応えを感じていますし、今なら異性の縁者を助けたり、共に生きていく事が出来るという自信もあります。実際、会社員時代や退職後も、結構な数の人を助けています。

人は成長するものですし、成長すれば変わります。成長するのは大切な異性の為であり、異性との間に子供が産まれたら、子供の為に生きるべきです。即ち、エリクソンが言う生殖性の獲得こそが、大人の条件だという事です。

 

↓ NEXT

correct-view.hateblo.jp